ベビマチさんのためのQ&A

産婦人科の先生に聞きました!
竹村真紀医師

妊娠を意識しはじめると、あれこれ疑問がわいてくるもの。
聞きたいけど聞けない、みんなの「これってどうなの?」を
産婦人科の先生に聞いてきました!

- プロフィール -
竹村真紀医師
現 医療法人竹村医学研究会 小阪産病院 勤務
京都大学大学院医学博士 日本産婦人科学会専門医
京都大学医学部附属病院、天理よろづ相談所病院、市立岸和田市民病院、 北野病院、京都大学産婦人科周産部病棟 副医長勤務を経て当院へ。一児の母でもある経験を生かした女性の気持ちになった診療は大人気!

排卵日を正確に調べるのって、そんなに大事なことなんですか?

そうですね。妊娠したいと思ったら排卵日をきっちり確認することは大切ですね。
自分はどの時期に排卵することが多いのか、いろんな方法を使って確認することができますよ。でも現状では、排卵日の把握は「だいたい」という人が多いです。

いちばん妊娠しやすい時期は、いつなんでしょう?

排卵日の2日前から当日までがもっとも妊娠しやすい時期になります。
卵子の寿命は短いので、排卵日の後より、排卵日前の性交のほうが確率は高いと思いますよ。 次の月経の来る2週間前が排卵日になるので、自分の生理周期を正しく確認してみましょう。

基礎体温を測っても、排卵日がわからないんですが…。

基礎体温は、つけ始めても最初はなかなか安定しないものです。
緊張や冷暖房の影響などがあればうまく出ないことも多いですから。1、2ヶ月であきらめないで、3ヶ月は測ってみてください。 徐々にわかってくるはずです。それから、意外とわかりやすいのは「おりもの」の変化ですね。 普段はサラサラですが、排卵日ごろになると必ず粘りが出てきます。初産の人は子宮が開いていないので、少しわかりにくいかもしれませんが、 基礎体温の変化と合わせてチェックしてみて下さい。

排卵日検査薬の上手な使いかたを教えてください。

ただやみくもに使うのではなく、基礎体温やおりものの変化で排卵のサイクルを知って、アタリをつけてから使用すると効果的だと思いますよ。
もちろん、産婦人科で検査を行うこともできます。最近では排卵のない「無排卵月経」も多いので、気になることや心配なことは、医師に相談してみてくださいね。

よくある妊娠初期の症状は、どんなものですか?

やはり昔から良く言われるつわり(悪阻)と言って空腹時に気分の悪くなる方が多いと思います。おっぱいの張りを感じる方も多いですね。 中には2カップ大きくなる人もいますから。それから、赤ちゃんを守ろうとする機能なのか、妊娠すると匂いなどに敏感になる傾向はあるようですね。胃もたれや眠気、微熱、倦怠感なども妊娠初期の症状に多いようです。

妊娠兆候やつわりの症状は、人によってちがうものでしょうか?

そうですね。妊娠兆候やつわりは個人差がありますよ。安易な決めつけはしないほうがいいです。 例えば、唾液の量がすごく増えるという人もいるし、やたらと食欲が出て、つわりの時期なのに1ヶ月で5kg体重が増えたという人も。つわりが軽いから流産すると心配する人もいますが、それは全く関係ありません。

「生理がきたのに妊娠していた」という話を聞いたことがあるのですが…。

生理だと思っていたら実は着床出血だったり、子宮外妊娠だった、ということがあります。 生理が終わったはずなのに眠気やおっぱいの張り、微熱など生理前のような症状が続く場合は、まず、妊娠検査薬で検査してみてください。

こんな症状があればすぐ受診しよう 妊娠検査薬では陽性なのに、少量でなく生理のような出血があったり、痛み止めのいるような腹痛がある場合は、流産や子宮外妊娠のおそれがあります。
放置すると、子宮外妊娠の場合では卵管など子宮外に妊娠組織が残り、いずれ破裂しておなかの中で大出血を起こすこともあります。思いあたることがあれば、すぐに受診してください。

生理がどれくらい遅れたら、産婦人科を受診するべきですか?

生理予定日から2週間遅れたら、というのが目安です。
今は妊娠検査薬の感度がとても良いですから、生理が遅れたなと思ったら、まずは自分で検査してみても良いと思います。2週間遅れたら、必ず産婦人科を受診してほしいですね。

早い時期から受診する必要はあるんでしょうか?

妊娠初期の受診は大切なことです。
まず、赤ちゃんのために正確な出産予定日を知ることが重要ですから。たとえば「小さく生まれた子」と、「早く生まれたために小さい子」とでは処置がちがってくるんですよ。 それから、妊婦さんの体を守ることも大切です。実は、子宮がんや乳がん、胃がんなど、妊婦さんのがんが増えているんですよ。 妊娠や授乳で血流の量やリンパの流れなどが変化すると、進行が早まることもあります。早いうちなら母子ともに助かることも多いんです。 自分の体を守るため、そして赤ちゃんを守るためにぜひ受診してほしいですね。

友だちに評判のいい産婦人科に決めようかと思うのですが。

いわゆるクチコミでの来院は多いのですが、医師とその人自身の相性もあります。
評判を信用しすぎず、自分が話しやすく、納得いくまで話し合える先生を見つけてほしいと思います。先生が男性か女性かということにも、こだわる必要はないと思いますよ。 通いやすく、身近なところを選んでください。近くのクリニックで自分の希望することを伝え、どこを受診すればいいか相談するのも良いと思います。

受診は、夫に付きそってもらったほうがいいですか?

自分の体の状態を旦那さんに知ってもらったり、父になる自覚を持ってもらうためには付きそってもらうのも良いと思います。育メンパパになってもらう為にもぜひおすすめします。 また、胎児のおばあちゃんに来てもらうのも良いかもしれませんね。胎児の画像を見て、結婚に反対していた親御さんの気持ちが変わった、なんてこともありますし。 昔は画像がなかったので、見た瞬間、感動して泣いてしまうおばあちゃんもおられますよ。

産婦人科に行くのは、ちょっと勇気が要ります…。

そういう方は多いですが、あまり悩まずに受診してみてください。 検査方法に関しても、「内診はしたくない」というようなことは医師に相談すれば別の方法に切り替えられることもあります。もちろん、相談だけの受診でも、遠慮は要りませんよ。