不妊かな?と思ったら。

いざ妊娠したいと思ってもなかなかできない、という人はたくさんいます。
「不妊症かもしれない」「なんだか不安・・・」。
そんな悩みを一人で抱えることなく、
まずは不妊についてきちんと理解することからはじめましょう。

不妊症って?

一般的に、通常の夫婦生活をしていて2年以内に妊娠しない場合、不妊症とされています。日本では夫婦のうち約10%が不妊症であるともいわれています。
ちなみに、正常な男女の一周期あたりの妊娠率は15〜30%。妊娠したいと思ってもすぐに妊娠できるわけではないことがわかります。不妊症といっても病気というわけではありません。また、原因は女性だけにあるわけではありません。
まずはパートナーとじっくり話し合うことが大切です。

卵子の数は生まれる前から決まっている?

女性は、胎児のころから卵巣の中に卵子の元となる細胞を持っています。その数は約600万個。これらの細胞は成長とともにどんどん減っていき、新たに作られることはありません。 出生時に約200万個に、そして生理を迎える思春期には実に約30万個にまで減ってしまいます。
この中から成熟した卵子が毎月1個だけ、排卵のたびに卵巣から放出され、多くの卵子は成熟することなく退化していくのです。

卵子も歳をとるって本当?

卵子は、時間が経つにつれ鮮度が落ちていきます。つまり、歳を重ねると共に卵子も老化するということ。これにともなって妊娠力も低下して、妊娠できる確率も下がるといわれています。
また、卵子を育む卵巣も他の臓器と同様に加齢します。自然現象なので止めることはできませんが、日々の生活を見直すことで、老化の程度を少しでも和らげることができるとのこと。
健康的な生活を送ることは、ホルモンの分泌や自律神経の働きを良くし、さらには卵巣にもよい影響を与え、妊娠力をキープすることにもつながるようです。

基礎体温に隠れたサイン

基礎体温表が低温相と高温相にはっきり分かれたグラフになっていれば、
問題なく排卵が行われている証拠です。
そうでない場合には、グラフをしっかりと観察して、
からだに異常がないかを判断する目安にしましょう。

【高温相が短い場合】
高温相が10日未満、低温相との体温の差が0.3度以下などの場合、黄体機能不全も考えられます。 排卵後に体温を上昇させて妊娠しやすい子宮内環境をつくる働きをする黄体ホルモンが十分に形成されないため、受精卵が着床しにくくなります。

【低温相が長い場合】
低温相が21日以上続く場合は、卵子を育てるホルモンの働きが弱いことが考えられます。低温相が長いといい卵子が育ちにくいといわれており、赤ちゃんができにくい原因となります。

【低温相と高温相の2相に分かれていない場合】
高温相がなく低温相のみのグラフの場合、月経がきても排卵が行われない無排卵月経の可能性があります。
これは不妊症の原因でもありますので、1ヵ月以上グラフに変化がない場合は産婦人科を受診されることをおすすめします。

このように、基礎体温から妊娠に関するさまざまな情報を読みとることができます。
不妊かな?と思ったら、悩む前にまずは基礎体温を測り、自分のからだについて知ることから始めてみましょう。

基礎体温の測り方はこちら
妊娠しやすい時期「排卵日」について知りたい!

妊娠力アップのためにできること
規則正しい生活

妊娠力を高めるためには、ホルモンバランスを整え、健康な卵子を育む卵巣を持つことが大切であるといわれています。食事は1日3食、しっかりと睡眠をとるなど、普段の生活習慣を見直しましょう。

バランスのとれた食生活

偏った食生活は、生理や排卵のリズムを狂わせる原因になるともいわれています。
妊娠力を高めるため、まずはバランスよく食べることが大切です。

体を冷やさない

不妊症の人には、冷え性で悩んでいるケースが多いとのこと。血流が悪いと全身に酸素や栄養が十分に届かず、卵巣機能にも影響を与えてしまいます。ストレッチやウォーキングなどの軽い運動や、体を温める食材をとることも効果的です。

根菜類・・・ごぼう、にんじん、れんこん、山芋、ショウガ
寒い地方でとれるもの・・・りんご、さくらんぼ、ぶどう、プルーン
塩気のあるもの・・・味噌、しょうゆ、漬物
動物性のもの・・・チーズ、赤身の魚
色の濃いもの・・・赤ワイン、ニラ、黒砂糖

ストレスをためない

日常生活や仕事などでストレスをためていると、ホルモンの分泌が悪くなるため、妊娠力の低下につながるといわれています。自分なりのリラックス法を見つけ、普段からストレスをためないよう心がけましょう。